IN MY ROOM…

続・不二家について

Posted in news by DorG on 2007/01/18

先日、不二家について少し書いたが、その後、事態はさらに深刻化しているようだ。普通に考えれば、こうなってしまうと、企業としての信頼回復はもはや不可能かなと思う。

個人的には、この問題を受けて、食品業界が(規制当局である政府も含めてだが)今後どう動いていくのかというところに非常に興味がある。ぶっちゃけ、これで生乳使うのやめるような企業(商品)が増えるかもしれないなと。つまり、この問題が、本来の「食の安全」にあまり寄与しないのではないかと思えてしかたがない。

今回の不二家問題は、「食の安全」以前の食品会社としての姿勢そのものが問われているわけだが、一般の人々が深く心に刻んだのは「消費期限」であり「ネズミ」だろうと思う。

原材料の消費期限順守が、コンプライアンスや衛生の面で非常で重要な取り組みであることはよくわかる。けれど、それは「食の安全」という観点から見れば、構成要素のごく一部でしかないのではないか。極論すれば、生モノの鮮度は、我々消費者が「味」や「匂い」によって自分で判断できる要素だからまだマシなのではないか。

賢い日本人のことだ。消費期限を厳守するために、そもそも消費期限の長い便利な牛乳の開発に必死になって取り組むかもしれない。自然の状態からまた1つ余分な手を加えることによって。あるいは、ネズミ1匹出ないよう工場をこれまで以上に薬漬けにするかもしれない。そうしたことによってまた1歩、加工食品の安全性がわれわれの五感で判断できないものになってしまうかもしれない。

消費者の健康や安全を本当に考えるなら、企業の進む道は徹底的な情報開示しかないだろうと思う。しかも1社ではなく、サプライチェーン全体で。「消費期限内の牛乳を使っている」などという無意味な情報ではなく、「どこで搾ったか、搾って何日目の牛乳を使ったか」を教えてほしいと思う。

「不二家サイテー!」と叫んでみたところで、健康的かつ美味しいモノにありつけるわけではない。「もっとまともなモノを食わせろ」と業界全体に叫ぶことも重要ではないかと思うのだが。

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One Response

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  1. [...] 以前も書いたけれど、わたしが危惧するのは、建前ばかりを重視してそのコストを業界に一方的に押し付けるような風潮が、さらに重大な負の結果を招いてしまうのではないかということだ。 [...]


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