MindMeister正式版登場に思う
Webブラウザで利用できるマインドマップ・ツールMindMeisterが、ついに正式版になって公開された。
以前から告知されていたように、やはりライセンスは無料のBasicと有料のPremiumの2本立て。Premiumの料金は年間49.90米ドルだという。これは結構微妙な線だ。
BasicとPremiumの大きな違いは、作成できるマップ数の上限の有無(Basicは6つまで)と、ローカル用のマインドマップ・ツールであるMindManagerやFreeMindへのエクスポート機能の有無。とりわけ後者は、本ツールの最も優れた特徴の1つなので、使えないとなるとその魅力は半減してしまう(インポートはBasicでもできるらしいが)。
実はこのMindMeister、ベータ期間を利用して仕事でガンガン使っていた。あるシステム開発の要件を定義するために、社内の人間とマップを共有しながら互いに書き込みを入れながらミーティングを進め、できたマップをFreeMindに書き出して整理したうえで業者さんに渡すというスタイルで作業を進めてきたためだ。こういうやり方ができたのも、「最後にローカルに書き出せばいい」という“出口”に対する安心感があったからこそだと言える。
その意味でこのツールの価値は十分認めているのだが、ユーザーごとのライセンス料が必要ということになると、話がちょっと変わってくるなあ。
こういうコラボレーション・ツールは、はっきり言って「仕事でしか」使わないので、会社に請求を回したいのだが、日本の会計処理と海外のWeb系サービスの決済方法は相容れない部分が多く、何かと面倒なのだ。一時金ならなんとかできても、年ごとや月ごとの支払いが発生するとなるとなかなか稟議が下りない。「クレジットカード支払いの後、経費精算」ってのもスマートじゃない。
このあたり、一般の日本企業はどう処理してるんだろうか。今後、Webコラボレーションを本格的に活用しようとすると、これはかなり大きな障害になると思うのだが。
一方、今回の1.0の公開に合わせて、マップ作成機能のほうも多少グレードアップされた。フォントのサイズやスタイルが変えられたりブランチにノートを添付できたり、それなりに便利にはなったが、期待していたブランチ同士のリンク機能などは盛り込まれなかった。この点だけを見ると、多彩なマップが作れるという点では依然Mindomoのほうが上かなと思う。
結局のところ、Basicの機能だけなら、何もMindMeisterを使わなくてもよいと思うし、かといってPremiumのライセンス料を個人の財布で買う(かつ仕事仲間にも買わせる?)のも敷き居が高い。
1人だけPremiumを購入し、ディスカッションした後でその1人がすぐにローカルへエクスポート──って感じでやればいいのかな? いずれにせよ、頭が痛いところだ。
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