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井上尚弥の“苦戦”

Posted in sports by DorG on 2023/12/29

井上尚弥、10回KOで2階級4団体統一を達成! 世界2人目の歴史的偉業、2団体王者タパレスを圧倒 | THE ANSWER

去る12月26日に行われたボクシングのスーパーバンタム級4団体王座統一戦。井上尚弥が苦戦したように映ったのは、これまでの対戦相手と異なり、マーロン・タパレスが井上のパンチを受けても後ろに下がらず前進するという勇敢な姿勢を見せたからだろう。

階級を上げていけば、必然的に下がらない相手も増えることになる。現時点でそういう相手と戦えたのは、井上のキャリアにとってプラスだったと思う。

とはいえ、今戦に関しては、タパレスが序盤からアグレッシブに攻めに出た4Rと10Rでしっかりダウンを奪っているわけで、やはり相応の実力差はあったといえる。

井上の次戦の相手には、ルイス・ネリ、またはムロジョン・アフマダリエフという2人の元同級王者が予想されている。いずれにせよ、井上が圧倒的有利と予想される戦いになることは間違いない。

勝負論で興味が湧く選手となると、バンタム級での王座挑戦が決まっている中谷潤人が順調に勝ち星を重ねてSバンタム級に上がるのを待つか、1階級上のフェザー級でロベイシ・ラミレスを破ってWBO王座を獲得したばかりの身長185cmのラファエル・エスピノサに挑むか、といったくらいだろうか。

試合後のインタビューで苦戦と評されたことに反発を示した井上だが、それは、選手に対する評価が、ベルトの数よりも「名のある相手を倒してナンボ」の世界になっていることの表れでもある。

2024年は、井上との勝負論を期待させる新星が登場することに期待したい。

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