衆院選2021雑感
朝起きて、結果を見て大いに驚いた。自民は単独で安定多数を確保し、立民と共産は議席減。出口調査に基づく獲得議席予測がここまで外れたのも近頃ではあまり記憶がない。
とはいえ、今回の結果は民意を割と素直に反映しているように思える。「政権交代は望んでいないが、自民党にはもっと緊張感を持って政治に取り組んでほしい」というような。その意味では絶妙な結果だったのかもしれない。
岸田政権にとっては一定の信任は得られたことになるから、おそらく裁量権は増すだろう。AAに対しても多少強く出られるかもしれない。一方で大物議員が小選挙区で落選したことは、党内に規律をもたらすはずだ。「ちゃんとした自民党」でいてくれることが、なんだかんだと国民の大多数の望みなのだから。
つまらないと言えばつまらない。だが、失政によって政権がコロコロ替わるような事態が望ましくないことも確かだ。煮え切らない野党に期待するより、結果責任を選挙区で厳しく問うことで与党に緊張感をもたせる。来年の参院選までこの流れが続くような気がする。
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